Firefoxが大量にメモリを使用する現象への対策(続報)

以前の記事の続報です。

おそらく、「It’s All Text!」というアドオンがメモリリークを起こしています。ただ、何が原因なのかは、まったく分かりません(ソースを見ることはできるので自分で突き止めることも不可能ではありませんが…)。このアドオンを有効にした場合、有効にしていない場合よりもメモリ使用量は増加しますし、タブを閉じて減少すべき場合にも減少しないという現象を確認しています。

ただ、他にもメモリリークを起こしているアドオンはたくさん存在するでしょうし(上記アドオンしか調べていません)、日頃見ているサイトによってもメモリ使用量は変わるものと思われます(特定の場合しかメモリリークを起こさない可能性もある)。

そのため、「このアドオンを切ればメモリリークが一般的に解消される」という結論を導くことはできません。しかし、不要なアドオンをオフにすることで、メモリ使用量を軽減することができ、安定的に運用することができるということは言えると思います。

KeePass

KeePass Password Safe:

http://keepass.info

今回紹介する「KeePass」は、パスワードを管理するためのソフトウェアです。インターネット上の会員制サイトや、電子メールのアカウントなど、個人が管理しなければならないユーザー名とパスワードは増加の一方です。そのため、同じパスワードを使いたくなるのですが、そうすると、ひとつのパスワードが突破されてしまうと全てのアカウントについてパスワードが突破されることになってしまいます。かといって、それぞれのアカウントに異なるパスワードを設定すると、忘れてしまってログインできなくなることもあります。そこで、これらの情報を安全に管理するためのソフトウェアというものにニーズが生じるわけです。

オープンソースで開発されているため、パスワードなど盗み取るコードが混入していないことを自分で確認できる(もちろん前提知識は必要ですが…)という点が一番の特徴です(だと思っています)。

使い勝手もよく、ひとつの項目に追加的な情報を多数書き込めたり、全体検索機能、メモリ内暗号化によるセキュリティの強化など、さまざまな機能を備えています。また、Firefoxのアドオン「KeeFox」を使うことで、Firefoxとの連携をすることもできます。

Firemacs

突然ですが、Firefoxの話題でも。

今回紹介するのは、「Firemacs」というアドオンです。

Firefoxのキーバインドをemacs風にしてくれます。…それだけです。Ctrlの位置を入れ替えるなどキーマップを変更する機能は持っていないので、そちらはFirefox以外のソフトウェアなどで対応するしかありません。

いろいろできるらしいのですが、わたしが使っているのはC-fやC-nなど、カーソル移動とカット&ペーストくらいです。しかし、テキストボックスに文章を打ち込んでいても新しいファイルを開こうとしたり、新しいウィンドウが開かれたりしなくなっただけでも満足です。