選挙カーの騒音

今週末、市議会議員と県議会議員の選挙が行われます。そんなわけで、街中を多数の選挙カーが走り回っております。

それ自体は別に構わないのですが、どの選挙カーも「選挙の際には○○△△の名前を書いてください!」「□□××をよろしくお願いします!」とか、そんな内容ばかり叫んでいて、どうにも中身を感じられません。こちらは名前を知りたいのではなく(でも名前を知らないと誰が言ってるのか分からないか…)、どんな政策なのか、他の人とどこが違うのか、そういうところを知りたいのですけれどねえ。中には、「~を目指します」などと言っているのもあって、そういうところは比較的好感を持てるのですが。

そもそも、選挙カーという、移動しながら言論を伝えるというデバイスに多くを求めてはいけないのかもしれません。だとすると、そんなデバイスを使って言論をすること自体、意味に乏しいものなのではないかという気になってきます。それよりは、ビラ配りなどする方が、多量の情報を伝えることができるので実りあるものであるように感じます。

会社では、「いかにA4一枚で伝えるかなんだ」と教わりました。限られた紙面、限られた分量で、いかに自分の考えを伝えるか。政治家には求められる能力だと思います。民主主義は多数決が基本ですから、考えついた政策を説得力をもって他人に説明しなければならないのですからね。

しかも、この時期になって思い出したかのように頑張って走り始める選挙カー、そのような方々に投票しようとは思いません。

先日、選挙立候補者のポスター一覧を見かけることができたのですが、「無駄な選挙カーは使いません!」と書いている人がいて、好感を持てました。ただ、民主党推薦なんですよね…。民主に与することは国益に反する気がしてならないので、残念ながら、別の候補に投票することになります。残念。

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