Red Dead Redemption、メキシコ編のメインストーリーをクリアしました。焼き討ちをしたり、鉄道強盗をしたり、ガトリングガンをぶっ放したり、アメリカ編に負けず劣らず多彩なミッションを楽しめましたね。
メキシコ編の登場人物は、アメリカ編のように変人揃いではなく、(一見)まともな人が多く登場します。しかし、本当にまともな人だったのは革命軍の女性だけで(アメリカ編でもまともなのは牧場主の娘だけだったなあ…)、あとはクズ揃いでしたw
政府軍の大尉さんは、初めは気さくにマーストンを受け入れて「いい人なのかな?」と思いきや、利用済みになると敵の真っ直中にわずかな戦力で飛び込ませるし(そこから生還するマーストンも驚異的ですが…)、嘘を言って処刑しようとするし、どうしようもないクズでした。最終的には、マーストンたちに追い詰められて、処刑されます。
このとき、単純にリボルバーで撃つだけでは面白くないので、スナイパーライフルで頭を撃ち抜いてみました(至近距離なのにw)。ところが、確かに眉間を撃ち抜いたのに、次の瞬間には大尉は立ち上がってオロオロとし始めてしまいました。こ、これは一体なにが起こったのか!?w リボルバーを取り出して眉間を撃つと、今度は地面に倒れ伏しました。これはどういうバグだったのか…。リボルバーかライフルで撃たなければならなかったのかなあ。
革命軍のリーダーは、民衆から圧倒的に支持されている、金持ちのボンボンです。最初は政府側に「金持ちの道楽にすぎない、民衆を言葉で煽動しているだけだ」という風に言われていたので、「実はマトモな人なんだろう」と思っていたのですが、実際に会ってみると…絵に描いたようなボンボンでしたw
マーストンはメキシコを去るとき、このリーダーに「権力を得ても、自分がなぜ権力を得ようとしたのか忘れるな」と言い残しているのですが、おそらく、次の日には言われたことすら忘れているでしょう…。マーストンは皮肉と冷めた発言しかしませんが、その内容は客観的かつ現実的なものばかりで、個人的には支持できるものです。代替案を示さないので、単に皮肉っているだけのように聞こえてしまうのですが。本人は政治に興味がないようなので、まあ、それでもいいのでしょう。対して、革命軍の方々は、情熱に基づいて考え、発言しているようで、熱意があればどうにでもなるというような、精神論的な発言が多くみられます。リーダーに至っては、実は民衆のことなんか考えておらず、自分が権力を握って思い通りに国を作っていきたいだけなのだ、という利己的な考えすら見られます。これには参りました。渦中にいる方々は、熱くなってしまって、そういう風に考えてしまうのかもしれませんが…。
アメリカ編は、ちょっと喜劇的なところもあったのですが、メキシコ編は、人間的でビターなストーリーになっており、なかなか楽しめました。こういう、人間のドロドロした部分を描き出すストーリーは好きですね。いわゆる勧善懲悪モノの、敵を懲らしめてめでたしめでたし、という単純な話を楽しむような歳ではなくなったようです。
戦闘はアメリカ編より激しくなってきており、何度も撃ち殺されてしまいました。馬車に乗せられた囚人を奪還するというミッションでは、ちょっと先に走りすぎてしまい、先制攻撃を仕掛けるも集中砲火を浴びて即死、ということを何度も何度も…。後ろから、リピーターやライフルで一人ずつ確実に仕留めていくのがいいようです。前後から攻撃を受ける状況を作ってしまうと、あっという間に死にます。また、最後のミッションで、クリア後は敵本陣前に移動させられるのですが、そこでぼーっとしていると、なぜかメキシコ軍の兵士に撃たれます。けっこう激しく撃たれるので、あっという間に死にますw あれはなぜなんだろうか…。かなり理不尽に感じましたw