Ruby とは、まつもとゆきひろ氏が作ったオブジェクト指向のスクリプト言語です。同じコンセプトのものとして Python がありますけれども、わたしは Python を使ったことがないので何とも言えません。が、世の中の雰囲気として (特に日本では) Ruby の勢力が強まっているような気がします。また、日本人が作っているのでサポートやドキュメントも日本語のものが多く、日本人にはとっつきやすいというのもあります。漢字コードに関してもちゃんと考慮されているので、そういうものを扱うときも便利です。
また、デフォルトの動作というものがよく考えられていて、オブジェクト指向の言語でありながら、手続き型の言語であるかのようにプログラムを組んだりすることが可能になっています。まあ、そんなことをしてもあまり意味はないのですけれども。
標準クラスが充実しており、スレッドやソケットというものも簡単に扱えます。また、拡張ライブラリは C 言語で記述することもできるので、時間にクリティカルな部分も外部ライブラリを使用することでなんとか対応することができます。そちらはちょっと技能が必要となりますけれどね。
いろいろなプラットフォームで動作するのも特徴です。UNIX 系の OS ならばほとんど (GNU ライブラリがあれば大丈夫)、Windows でも cygwin で動作します。インタプリタなので、同一のソースコードでどんな環境においても動かすことができます (環境非依存なライブラリのみを使っていれば)。
ここでは Black が作成したスクリプトを紹介します。
htmlfilt.rb | version 1.6 最終更新日 2001/8/10 | ある形式のテキストを HTML 文書に変換するためのフィルタリングスクリプトです。 |
ここでは Black が Ruby を使っていて遭遇したいろいろなケースを紹介します。
各ブロックの名称は 256 本 (アスキー) から拝借?(笑)
Ruby に関する情報はメーリングリストでも盛んに交換されています。
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