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キャラクター


ディー

人間 / 男 / 17歳
 ギデア皇国南西、アスラット文化圏の出身。幼少の頃に戦災孤児となり、孤児院に引き取られる。苦しい経営を支えるため、窃盗などを繰り返すが根本的な解決にはなっていない。だが、己の信じる道を突き進み、苛酷な環境にも何とか耐えてきた。「やられたら倍にしてやり返す」というタイプだが、ただ乱暴なだけではなく、幼い子供を気にかけたりする一面もある。それは自分自身が幼い頃に戦火で天涯孤独のみになった経験を持つため。
 瞳は強い意志の炎を秘めたかのように炎の色で、数々の修羅場をくぐり抜けてきたその身体には無駄な肉など一切ない。そのため、だいぶんスマートに見える。力だけに頼ってきたことからもわかるように、魔法能力は一切ない。だが、符を使うことによって魔法を発動させることはできる。
 シャイドフ公爵城でモーブと共に捕縛され、神の塔へ発掘作業に送り込まれた。現場から脱走してからは、ザノンの言葉を信じて神の塔に眠る財宝を求めると共に、行方不明になったモーブを探して塔を登っていくことになる。
 とても器用で、宝箱に仕掛けられた罠を外すことができる。また、魔物や人などの懐から何かを盗み出すことも容易い。しかし気付かれないように盗み出すのならば精神力を消費しなければならない。
 塔の力を授かった後は、地面を這う衝撃波を扱うことができるようになり、攻撃能力が格段に向上する。その力を何に使うかは、ディーの心ひとつにかかっているのだが……。



クレール

エルフ / 女 / 15歳
 スーラン帝国の属国、トゥルカイア小国の出身。身体に流れる神の血により幼少の頃引き起こされた事件がきっかけとなり、修道院へ入ることになる。だが、つらい修行もクレールの心までは鍛えることはできなかった。
 体格は同世代の少女に比べてひときわ華奢で、線が細い。事件による自責の念から、つねに思い詰めたような、憂いを帯びた表情をしている。神の塔へ向かったときは巡礼者の服(アオザイがベースらしい)を着ていた。翡翠色の瞳と髪が、存在感の薄さをさらに増している。
 親友サフィーユが指名されると思われていた暁の巫女に抜擢され、その百日巡礼として神の塔へと赴いた。巫女として選ばれるだけあり、祈りを捧げることで魔力を回復させることができる。ザノンや数多い塔の住人たちと出会い、自分の心を見つめながら塔を登っていく。
 戦闘能力は高くないが、魔法能力はそれを補って余りある。また、獣変化能力を得ることで戦闘能力の不足は補われる。精霊たちとも親和性が高く、杖を使って精霊を召喚することができる。マーヤーサラースなどの高位精霊たちも、正しく接すればクレールの力となってくれる。
 神の血により、己の身体を環境に応じて変化させることができる。塔の力を授かった後は、自分の意志で血の力を発動させて獣形態へ変化できるようになった。ただし、それを維持するには魔力が必要となる。水のみの世界、水域では人魚形態となり、地上と同じように活動ができる。こちらは直接に身体危機が関係しているので、維持に魔力は必要ないようだ。
 母を殺めてしまったとき、夜空には青い、円い月が浮かんでいた。以後、クレールにとって月は忌まわしい記憶を呼び覚ます凶兆でしかない。



キエン

人間? (神獣) / 男?
 記憶を失い、神の塔に倒れていた謎の剣士。自分の記憶を求め、神の塔をさまよう。
 攻守のバランスが抜群で、剣と魔法を使いこなす。さらに、神の塔の力を授かった後は魔力を使って分身を放つことができる。分身は自分の意志で敵を追いつめ、攻撃する。また、クレールと同じように祈りを捧げることで、精神力を回復させることができる。
 塔をさまよううちにザノンや塔の住人たちとふれ合うことにより、失われた人格がよみがえっていく。その先に待つものは、再生か、消滅か、破壊か……。



メルメラーダ

人間 / 女 / 22歳
 スーラン帝国よりも西方の国に生まれる。炎の魔法を使いこなす女盗賊で、その艶めかしい容姿とかけて「妖炎のメルメラーダ」と呼ばれて恐れられている。その魔力の高さゆえに、使い魔を従えることもあるらしい。己の姿を猫に変えて、抜け穴をくぐりぬけることもできる。また、マフラーの魔力を介して精獣を召喚することも可能。
 神の塔に眠る財宝「輝玉板」を求めて、手下のズフォロアと共に神の塔へ潜入する。途中、ディーモーブに出会い、塔に潜入した後も関わっていくことになる。神の塔の力を受けた後は、自己治癒能力を身に付け、驚異的な耐久力を得ることになる。
 己の欲するものは必ず手に入れ、己に仇なす者は確実に消す。そして、己を欺いた者には報復を。

 愛称、メルメル。だが、本人の前でそのような言葉を発しようものなら、骨まで焼き尽くされかねない。



ガラハッド

人間 / 男 / 30歳
 格闘家顔負けの体格をしたアスラット大学の考古学者。その体格は見かけ倒しでなく、高い格闘能力を持つ。学者としての才能もあり、奇抜な学説を打ち出し、自らの力で証拠を探していくその型破りな姿勢は、多くの学者たちには歓迎されないものの、若い学者たちには絶賛されている。ちなみに、職業柄出会う確率がとても高いにも関わらず、幽霊だけはどうしても耐えられないらしい。
 心優しく繊細な神経を持つが、その山のような体躯に見合った猪突猛進ぶりが随所で見られる。そのため、遺跡のトラップをことごとく発動させてしまい、その身に生傷が絶えることはない。だが、その割にはちゃんと先へ先へと進むことができている。なんとも謎である。
 大学では三国一の「うっかり者」、現場では「破壊王」として忌み嫌われているが、本人は気付いていない。

 Brandish1〜3に登場したドーラのキャラクターを受け継ぐ貴重な人。
 神の塔へは不法侵入したらしく、街で手配されたり、遺跡でおっかなびっくり探索をしたりしている。メルメラーダとある意味相性が良く、使い魔をけしかけられたり、スライムにされたりもした。



モーブ

ハーフエルフ / 男 (実は女の子)
 孤児で、入った孤児院においてディーと知り合う。以後、ディーに頼り、共に窃盗などを繰り返して生き延びてきた。しかし、シャイドフ公爵の城で失敗して捕まり、神の塔へと送られてしまう。だが、移送馬車で会ったメルメラーダの放った魔法によって起こされた爆発でディーと離ればなれになり、神の塔をさまよう事になる。
 安物のアメジストのかけらを革ひもででくくって首にかけている。
 彼(彼女?)の真の姿は神の塔をギリアスと共に作り上げた巫女ユーラであり、ザノンの導きと共に、神の塔をさまよう過程で徐々に本来の姿へと戻っていった。そしてギリアスと融合するが……。その運命は、ディーの心が担っている。



ザノン

人間 / 男 / 27歳
 主に神を題材とした曲を奏でる吟遊詩人。ヌビア人のようで、スーラン帝国出身と思われる。
 腰まで伸ばした、黒く艶やかな髪と、頬から顎にかけての紅い入れ墨が特徴。
 神の塔へ訪れた目的は、人物によって異なる。だが、すべてに共通する事実として、ザノンは神の塔を誰よりも理解しており、その危険性、潜在性を見抜いているということである。力を手に入れるため、力を封じ込めるため、探索者たちの前に幾度となくその姿を現す。



サフィーユ

エルフ / 女 / 15歳
 クレールと共に寺院で巫女になるための修行を積んでいた。とても高い呪術能力を持っており、一番の暁の巫女候補とされていた。だが、巫女に選ばれたのは親友のクレールであった。神の塔へは、その百日巡礼の付き添いとして訪れることになる。
 サフィーユの内には、ふたつの心が揺れ動いている。現実を見つめ、受け入れる心。そして、現実を見ず、否定する心。どちらがサフィーユを支配するか、それはクレールの心が握っている。
 サファイアのように青く澄んだ瞳と髪が特徴。
 塔の地下寺院で親友の帰りを待つが、ザノンに目をつけられ、利用されてしまう。

 次期巫女候補だけあり、驚異的な魔法能力を有する。ザノンに操られて敵対したときは、クレールを凌駕する魔法を駆使して攻撃をまったく寄せ付けなかった。



ズフォロア

人間 / 男
 メルメラーダの従者。神の塔にあるヌビアール教聖地調査隊の教会に見習い神官として潜入し、主が塔へ入りこむのを手引きした。潜入後は情報収集を行っていたらしく、クレールに関する事などを教えてくれる。だが、それ以上は何もせず(できず?)、それほど役に立つ人物ではないようだ。



シャハラザード

エルフ / 女 / 吟遊詩人
 幻の楽曲を求めて塔にやってきた吟遊詩人。塔に到着したのは、ガラハッドが墓所を探検した後らしい。だがしかし、塔に到着してからすぐ(ではないかもしれないけれども)に墓所へ向かっていることを考えると、外見とは違ってけっこうな変わり者かもしれない……。
 塔の教会の傍らで探索者たちのために曲を奏でている。シャハラザードの奏でるジンを使った曲には魔力が込められており、その曲によってさまざまな効果を発揮する。
 宝石を持っているので、ディーメルメラーダにとってはいいカモである。

「優れた音楽は心へ作用し感銘や感動を与えてなお、肉体へも作用します。私はそのうちのいくつかを奏でることができます。あなたはどのような曲を聴きたいのでしょうか。」

「ザノンという吟遊詩人‥‥彼の奏でる曲は底が知れません。ある時は人の心を見透かすように、あるいは何かを求めているように。長命のエルフである私でさえ、到達できなかった領域へと‥‥彼は踏み込もうとしているのかも知れませんね。」

「これを手に入れてから、もう何十年になるのでしょう。」

「手に馴染むほどに、音色は深みを増し、冴えて行きます。」

「このハープは私の命‥‥とても大切なものです。」



ドゥール

炎の精霊
 力を抽出するために封印された四大精霊のひとり。
 魂と肉体を分けられ、精神を「遺跡5」にある壁の中に封印させられてしまった。「朱の蝋燭」でその封印を解くことができる。だが、肉体にわずかでも傷をつけていると、精神を解放したときに怒り(かなり理不尽だと思うが)、襲いかかってくる。無傷で解放した場合にのみ、無条件で力を貸し与えてもらえる。
 戦うことになった場合、強力な炎で激しく攻撃をしかけてくるので、苦戦を強いられることになるだろう。



ラクシー

水の精霊
 力を抽出するために封印された四大精霊のひとり。
 「遺跡12」で石像の中に封印されているが、「天露の小瓶」を使うことでその封印を解くことができる。
 心正しき者にしか力を貸さず、悪に対しては敢然と立ち向かう。



マーヤー

地の精霊
 力を抽出するために封印された四大精霊のひとり。
 「庭園1」に肉体と精神を分離して封印されている。力を抑えることができなくなっており、寄る者に対しては容赦なく岩の雨を降らせてくる。その猛攻にも耐えて無事「地鎮の鏡」を入手し、正しく使うことができればマーヤーの封印を解き放つことができる。
 だが、精神を滅ぼしてしまっている場合、怒りに震えるマーヤーとの戦闘になる。これも相当理不尽だと思うが……。
 屈服させるか、精神と肉体を無事に解放させると、その力を与えてくれる。



サラース

風の精霊
 力を抽出するために封印された四大精霊のひとり。
 あまのじゃく、と伝えられる通り、力を与えてくれるかどうかはサラースの気分しだいである。「城塞2」に封印されており、部屋の仕掛けをうまく操作することで封印を解くことができる。
 他の精霊たちと、どのように接してきたかでサラースの態度は変わる。正しく精霊たちと接していれば、サラースもその心に応えてくれるはずである。



アディティ

武具の精霊
 「忘却の迷宮」に封印された精霊。
 ほとんどの場合は力を試すために戦いを挑まれるが、ごくまれに無条件で力を貸してくれることがある。レベルや、それまでの行いが影響しているように思われる。協力してくれることになると、各属性の最強武器に姿を変える。



ギリアス

人間 / 男




ギュールズ

緋の守護鬼神
 守護鬼神のひとり。「遺跡8」で輝玉板を護る。



アザール

緋の守護鬼神
 守護鬼神のひとり。「水域2」で輝玉板を護る。



ヴァート

翠の守護鬼神
 守護鬼神のひとり。「庭園4」で輝玉板を護る。
 登場時と会話時で、その姿にあまりのギャップが生じる珍しいキャラクター。ふくれた後の姿を知る人は多いが、登場時の姿を知る人はほとんどいないだろう。そもそも、資料すら存在しているのかというところから疑問である。
 また、オプションに土偶を使うというセンスも素晴らしい。
 いろいろな意味で、強烈なセンスを持つ守護鬼神である。



セイブル

黒の守護鬼神
 守護鬼神のひとり。「城塞4」で輝玉板を護る。



神の塔

地名
 カルア砂漠の奥にそびえる、いにしえの塔。失われた古代の英知を受け継ぐ証拠として、その発見は重大な出来事だった。
 ヌビアール教が調査に乗り出したが、カルア自治区の役人も黙っては見ておれず、調査を開始。だが、発見から10年が経っても、塔の内部に配置された巧妙なトラップによって調査はなかなか進んでいない。また、作業人員として送り込まれる大半の者が犯罪者などの囚人であるということも原因の一つである。
 その神秘性から、ヌビアール教は神の塔を含めたカルア砂漠を「聖地」と定め、調査に力を入れている。だが、裏では神の塔に眠ると噂されている秘宝を求めているだけではないかとも囁かれている。



ビスクロード

地名
 スーラン帝国とギデア皇国を結ぶ、カルア砂漠上の交易ルートのこと。ビスクロード上にはオアシスが点在し、ギデア皇国で作られた陶器をスーラン帝国まで運ぶ商隊が無事に往復できるようになっている。実際は逆で、オアシスを結ぶ道がビスクロードと呼ばれるようになったようであるが。
 ギデア皇国で作られる陶器、なかでも華やかな色彩の壺や大きな絵皿は、スーラン帝国においては高額で取り引きされ、商人たちにその困難な運送に十分な見返りを与えている。スーラン帝国やその西の国では、直接ギデア皇国まで赴く者もいるほどである。それほどに重要な商品のために、砂漠という極限世界を貫く道が作られても何ら不思議はない。



ギデア皇国

地名
 紀元前から続く王の血族によって統治されている皇国。他民族を吸収することによって国土を広げ、ついにはエイザル大陸の四分の一を占めるようになる。



スーラン帝国

地名
 カルア砂漠の西に位置する大帝国。属国も含めると、ギデア皇国よりも巨大な国家となる。
 降臨した神の子エストを祖とするヌビアール教を国教としている。ヌビアール教は唯一神教であり、時の流れが内部を蝕むにつれて他の神をまつる宗教を「邪教」として弾圧するほどになった。元々は許しを中心に据えた穏やかな教義であったが、その性格はしだいに歪み、他教を弾圧するなど攻撃的な側面も持つように変わってしまった。



カルア自治区

地名
 カルア砂漠を通って行われる貿易の管理をするために、ギデア皇国とスーラン帝国の両国で締結された条約によって生み出された。元はオアシス付近に存在する商会ギルドで、主な仕事は自治区に出入りする交易品のチェックである。
 自治区が作られる以前は、闇取引によって非合法な交易品が横行しており、その取り締まりにはギデア、スーランの両国が頭を悩ませていた。正しい関税と正規の物品。国家の管理の元における交易を確保するため、両国は条約を締結しカルア自治区を作ることとなった。
 運営資金は自治区への交易品の持ち込み、持ち出し時にかかる関税から捻出されており、自治区の役人は商会ギルドから推薦され、両国の審査によって任命されることとなっている。



アップル

道具屋「Item Shop アップル」店長
 「街区」にて道具屋を営む金好きな女の子。賭け事が大好きらしく、アイテム「記憶石」を売る時も丁半の賭けを挑んだ。途方もない値段を提示したのは、どうしても賭けをしたかったためであろう。
 他人のプロポーションが気になる年頃らしく、メルメラーダクレールでプレイしているときに垣間見ることができる。

「人生はギャンブル。勝負する気の無い奴はその時点で負けだね。」

「この塔のお店は商会ギルドが出してるわ。国とは基本的に無関係なの。だから調査隊だろうと、修行僧だろうと関係ないの。モノが欲しけりゃお金、お金よ。」

「なあに、あんたそのケがあんの?」(対男キャラクター)

「そこには記憶石っていう、大事なアイテムが入っているわ。記憶石っていうのはね、任意の場所に一瞬で転移できる、便利なアイテムよ。精神力が必要だけど、これさえあれば、塔の探索が一段とやり易くなるわ。あたいたち商会ギルドの組員も、大抵これを使っているわよ。値段は9999999999T!どう?」(約100億T)
ディー「9999999999Tだと? そんな金があるわけないだろう!」
「‥‥なによ、持ってないじゃない。びっくりした。」(払うを選択したとき)



烈心居士

魔法屋「エンシェント・アーツ」店長
 「街区」にて秘術商を営む老人。
 空き家を買い取ってくれる人を探しているが、それほどの金持ちはそうそういるわけもなく、なかなか買い取り手が見つからないらしい。

「お主、かなり金を持っているようじゃな。実はな、隣の部屋なんじゃが、少し前まで雑貨屋をやっていたんじゃ。ところが主人の都合で店をたたむことになっての。その部屋が今、売りに出ているというわけじゃ。どうじゃ? ひとつ、買ってみないかね?」
ディー「で、いくらなんだよ。」
「長く売れなかったんで、安くしておくかいの。50,000Tで、どうじゃ?」
「気が変わったか? でも値段は変わらぬぞ。50,000Tじゃ。」
「じゃあ、鍵を渡すぞい。」



ジェシカ

武器屋「ガントレッツ」店長
 「街区」にて武器屋を営む女性。大の酒好きらしく、大酒飲み勝負となれば仕事中であってもお構いなし。勝負に勝てば、秘蔵の薬を分けてくれる。

「商売柄、わたしも体は鍛えてるわよ。剣の扱いなら、任せて。」

「筋肉だけにならないよう、プロポーションには気を使ってるの。」



アグリア

闇屋「ウバタマ商会」店長
 「遺跡12」で雑貨店を経営している、謎の女性。
 Brandish4には数多くの癖ある人物が登場するが、このアグリアはダントツ。とにかく、不気味すぎる。神秘的な容姿に加えて、どこか少女的な雰囲気がこの不気味さをさらに加速させる。また、部屋の中にある数々のオブジェクトにも謎が多く、不気味さは増す一方である。
 そして何と言っても、依頼される数々の仕事全部が全部ダークに偏っているということが驚異である。ナイトシェードに届けた薬など、一体誰に使うのか恐ろしい。渡した後の言葉も恐ろしかったが……。そんなわけで、多くの人々から嫌われているようだ。



ナイトシェード


 「遺跡10」で秘術商を営んでいる、謎の人物。男性であると思われるが、仮面で顔を隠しているので確証はない。
 アグリアに次いで不気味な人物。仕事上いろいろつきあいがあるらしく、類は友を呼ぶといったところか……。このナイトシェードもアグリア同様、まっとうな仕事をしてはいないようだ。

「いらっしゃいませ。」

「すみません。お客様との私的な会話は慎むようにしておりますので‥‥。」

「私の名前ですか?‥‥‥‥‥すみませんが‥‥‥‥」

「魂を切るための鎌です。‥‥冗談ですよ。」

「これは私が精製した、魔法の水晶です。この塔に蔓延する魔法力を集めたのですが、私自身驚くほど純度が高いのです。」

「お客様。それは大切な品につき、売り物ではありません。」
「差し上げるわけには‥‥ ‥‥すみませんが。」
「それほどこれが気になりますか?そうですか‥‥。‥‥差し上げてもよろしいですよ。ただし、私の頼みを引き受けてくださるのでしたら‥‥」
(→断る)「そうですか‥‥。ではこれも諦めてください。」
(→引き受ける)「有り難うございます‥‥。迷宮にある「時の神殿」の南東に、小部屋があります。そこの棺桶に「金の髪飾り」があるので取ってきていただきたいのです。ただし、「銀の品」には手をつけないでください。大変なことが起こりますからね。」
「おお‥‥よくぞご無事で‥‥ ふむ‥‥確かにこれに間違いない。‥‥しかしよくぞご無事で‥‥ それではこれが約束の品です。粉末にして飲むと、特殊な効果がありますよ。また何かありましたら‥‥その時は‥‥」



キャンベル

闇屋「sマート」店長
 「胎内1」で雑貨店を経営している男性。
 そもそも、あんな場所に店を開く時点で相当の変わり者と思われるが、本人はその予想のさらに上をいく変人。不気味さではアグリアナイトシェードに負けるものの、意味不明さでは他の者の追随をまったく許さない。とにかく、彼の思考を理解するのは生半可なことではできないだろう。
 ダークの者に対しては気が合うらしく、マスターキーを売ってくれる。



ゴートマン

-
 「胎内5」で薬屋を開いている山羊人間。
 時間が経つと(デモンフェザーを倒した後)、薬の調合をやらせてくれる。格安で高価な薬を手に入れられる機会なので、失敗しないように調合したい。数回行うと、もうできなくなる。



コワード

道具屋「道具屋コワード」店長
 「遺跡1」で道具屋を営む老婆。
 倉庫の物音に悩まされているらしく、調査を依頼してくる。

「お主も調査隊の?‥‥違ごうたか。いや、最近増えてるんじゃよ。調査隊からの鑑定の依頼がのう。この商売を長いこと続けておると、物を見る目も鋭くなる。知らない物を見つけたら、儂のような商人に見せることじゃ。」

「お主、ジンを持っておるか?鑑定にはジンが必要じゃ。ジンは魔物から得られる結晶で、相当な魔力を秘めておる。貴重な物じゃ。無駄に使うことのないようにの。」

「立派なもんじゃろう。儂の自慢の髭じゃ。」



ファングス

武器屋「武器屋ファングス」店長
 「遺跡4」で武器屋を営むムキムキの猫兄貴。
 超絶アイテム「ファングスの剣」を持っているが、これを無くすと何もできなくなる。ちなみに、ファングスの剣は誰も装備することはできないし、鍛えることもできない。

「この先に進むのかい? だったら大岩には注意することだ。岩には勝手に転がってしまう物と、自分で押して動かせる物など、どうやら種類があるらしい。道を塞ぐように岩がある場合、邪魔にならない方向に押してやるといい。ただし押す方向を間違うと、先に進めなくなることがあるぜ。気を付けなよ。」

「斧は刃の部分の重さが重要だ。自分に合った重さてのを色々試してみるんだな。でも、あんたには斧は向かないようだな。」

「これはカタールだ。ギデアの方じゃ、こういう形の武器が好まれるんだよな。」

「どうだい、いい剣だろ? こいつは俺の宝だ。譲ることは出来ないな。」
「名刀匠に鍛えてもらった特別製だぜ。あんたの首で、切れ味を試してみるかい?」

「レプリカでも、持ってると少しだけ安心するよ。」



キュールズ

吟遊詩人
 「庭園1」の隔絶された小部屋で静かに曲を奏でるエルフの男性。
 本人が「外はトンボがいて嫌だ」と言ったかどうかは定かではない。



ぐに&ぐな

-




ヴィオラ

酒場「ハーベスト」ウェイトレス
 「街区」の酒場でウェイトレスをしている少女。

「さ、テーブルへどうぞ。おすすめは地下で冷やしたビールと焼きたてのミートパイよ。」

「奥のテーブルへどうぞ。今日は腸詰め肉の薫製が入ったの。脂は控えめにしてあるわよ。」

「武器屋のジェシカに会った? あの娘、働き者なんだけど、お酒には目がなくてね。よくそれで損してるらしいわよ。」

「道具屋のアップルには会った? 小さいのに店を切り盛りして、見上げたものよ。でも賭け事が好きでね。よく客と売り物を賭けて、勝負するらしいわよ。」

「魔法屋のエンシェント・アーツにはもう行ったかしら。あのおじいさんは見かけよりも、遥かに年をとっているらしいわ。何でも150歳を越えてるって話よ。」

「あなたも闘技場へ? こんな所じゃ娯楽が少ないものね。」



ガーナー

-
 「街区」の酒場にいる男性。

「あんた幻の曲の話を知ってるかい? なんでも、その曲には奇跡を起こす力があるそうなんだ。奇跡が起こせるのなら、あのいまいましいゲダスの野郎を真っ当な人間に、生まれ変わらせてやりたいもんだな。」

「最近、黒い服着た若い女がうろついているの、知ってるか? 何者だかは分からないが、ちょっといい女だよな。」

「闇屋のアグリアって女を知っているか? 彼女の店に入ったら気をつけな。間違っても、頼み事なんて引き受けちゃなんねえぞ。」

「ギーナって化物を知っているか? この塔に棲んでいて、高い知性と、多くの知識を持っているんだそうだ。ただ気難しくて、彼女と話の出来る人間は稀でな。なんでか知らねえが、ヌビアール教やギデア聖教の奴等は毛嫌いされるんだそうだ。」



マチルダ

-
 「街区」の酒場にいる女性。飾りが変。闘技場にも現れる。

「武具の精霊って聞いたことない? その精霊に認められると、強力無比な武具を授けられるって聞いたわ。本当にいるのかしら。」

「古の書ってご存じ? 古代の文字で書かれていて、まだ解読した者はいないの。この塔の秘密に関することが記されているって噂よ。」



シャザー

闘場「battlefield」守護
 「街区」の闘場の入り口左側を守護する男。
 一子相伝の拳法「竜爪拳」の使い手で、実力もあるという話だが、入り口を守っているだけで、残念ながら実際に戦っている姿は見られない。やはり、技は名前を叫びながら使うのだろうか。七つの傷があったりしないのだろうか(笑)。

「我はシャザー。闘場の神聖なる門を守護するものなり。」

「一子相伝の拳法 竜爪拳52手 甲竜の構えです。」



ハクシャー

闘場「battlefield」守護
 「街区」の闘場の入り口右側を守護する男。
 拳法の使い手である息子が自慢らしい。本人がどれくらい強いかは不明。顔は怖い。

「我はハクシャー。闘場の神聖なる門を守護するものなり。」

ハクシャー「笑う門には福来たるというてな。はっはっはっはっは。」
シャザー「お父さん、あまり歯を見せて笑わないでください。」

ハクシャー「我が息子シャザーはこう見えても拳法の使い手でな。闘場に出ておれば、今ごろは無敗の伝説を築き上げとるはず。お前は運がいいな。はっはっは。」
シャザー「‥‥お父さん。恥ずかしいから止めてください。」



エターナ

秘術商「ステラ・エランス」店長
 「遺跡5」で秘術商を営む、イスラム風の女性。水瓶を使った占いが得意らしく、占ってくれる。だが、その腕前の方はいまいち、らしい。

「来て下さって嬉しいわ。大したものはありませんけど、ゆっくりしていって下さいね。」

「これですか? ‥‥私の宝物です。」

「この塔は不思議なところですわ。人も魔法も魔物も‥‥ あなたも若いのですから、あまり無理をしないで下さいね。」

「愛用の秤です。これで薬の調合をします。」

「いいものです。何の変哲も無い蝋燭ですが夜の闇を晴らしてくれます。」

「水差しです。この辺りの水には、何故か魔法の力が含まれているのです。」

「祭礼用の短刀です。切れませんよ。」

「これは時空の瓶というもので私がいつも、占いに使用しているものです。あなたもこの瓶で運勢をご覧になりますか?」
「では、瓶の水をよく見てください。そして、水の波紋があなたの心の波と重なるよう、イメージしてください。よろしいですね。‥‥それでは見てみます。‥‥‥‥‥‥‥この階層‥‥南の方向に、何かが見えます‥‥闇‥‥闇と出会うあなたが見えます。しかし、どのような闇かは‥‥残念ながら、私の力不足で正確なことが解りません。しかしあなたが平和な人生をお望みなら、この闇は回避すべきでしょう。」



人斬りニゾウ

武器屋「逸刀斎」店長
 「庭園4」で武器屋を営む汗ばんだオヤジ。



ギーナ

「言霊使いギーナの部屋」
 塔に住む龍人。高度な知能と莫大な知識を持ち、塔のあらゆる事柄を知り尽くしている。
 プレートに書かれた四文字のギリシャ文字を見せれば、どんな謎に直面しているかを見抜き、アドバイスを与えてくれる。ただし、代価としてジンを支払わなければならない。また、書物に書かれた文字を見せれば、無料で読んでくれる。
 ヌビアール教徒やギデア聖教徒を毛嫌いしており、協力しようとはしないらしい。
 ただ、あの身体でどうやって塔の中を探索し、様々な知識を仕入れたのかは謎。

「よう来たのう。わらわは言霊使いじゃ。謎を解き明かす商売をしておる。謎が解けないときは、わらわの所へ来るがよい。手がかりを教えるぞ。料金はきっちり頂くがのう。あちこちにある謎掛けの石版には、不思議な文字が刻まれとるじゃろ?それを必ず憶えておくことじゃ。長年この商売をしてきたわらわでもお主が何に捕らわれているのか、文字を聞かないと分からんのでな。」

「この辺りは空気が濃い。これでも吸うてないと、息が苦しいのじゃ。」



リューナ

-




キラ

秘術商「ミスティック・キラ」店長
 「城塞4」で秘術商を営む女性。かなりの美人だが、かなりの変わり者。ちなみに、ニナとは姉妹。キラがお姉さん。
 新しい薬を開発するのが趣味らしいが、開発した薬の効能は人体実験で確かめているらしい。お客だろうと何だろうと、おかまいなしに薬を渡す。しかし、自分でそれらの薬を飲むことはないようだ。危険だということを認識しているということか……。



ニナ

武器屋「カラベラス武具店」店長
 「遺跡8」で武器屋を営む女性。キラの妹で、かなりの美人だが、やっぱりかなりの変わり者。姉妹そろって変人というのは仕方がないことなのだろうか?
 こちらはブレードフェチで、とにかく刃物を好む。さすがに人体実験はしていないらしい。その分だけ、キラよりはまし?

「面倒でも刃に付いた血糊は毎回キチンと拭くのよ。武器は生き物だからね。」

「うちは剣が自慢。材質が違うし、なによりブレードに浮き出るこの見事な文様! ハァ‥‥売り物にするのがもったいないわぁ。」
「あ。あんたは剣は使えないんだ。うふふ。らっきー☆」

「鞭や杖って不細工なのよね。商売だから置いているけど。」

「それは2級品。焼きが甘いわ。」

「あらあらあら。危ないからそいつにさわらないでね。」

「この感触がたまらないの☆」



看守

-
 「迷宮1」にある牢獄の看守。異様に太っているが、腕力もありそう。
 よく居眠りするので、脱獄者を数多く出してしまっているらしい。

「‥‥ん‥‥むぐむぐ‥‥ ‥‥‥‥すうすう‥‥」
ディー「なんだ。おどかしやがって。目を開けたまま寝てやがる。」

「‥‥ふごふご、んんん‥‥」
ディー「また寝てやがるぞ。監獄はどうしたんだ? こんな奴に任せていいのか?」



ヨンヨン

-
 「街区」の酒場にいる女の子。闘技場にも現れる。

ヨンヨン「お、お酒なんか頼んでないわよ。あたし、まだ未成年だから。」
チュウチュウ「ひっく、ひっく。」
ヨンヨン「しっ! あなたはテーブルの下に隠れてなさいって言ったでしょ!」

「ミュウのアポロ風って、食べたことある? なんだか変な味なのよ。それでね、食べた後に店を出ると。無性に寝ころびたくなるのよ。」

ヨンヨン「食べ合わせって知ってる? 一緒に食べるとお腹を壊すって言われてるやつ。それがあるのよ。この店のメニューにも。」
チュウチュウ「ちゅ、ちゅう?」
ヨンヨン「それはね‥‥ハンマーステーキと、ペンネラのつぼ焼きなの。この順番で食べると毒を受けた後にLPが1になるから‥‥店を出たとたんに、ばたんきゅう、なのよ。絶対やっちゃダメよ。」



調査隊員

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 「街区」の酒場にいる調査隊員。

「おおお、俺さ、この間、見ちゃったんだよ。何をって、アレだよアレ。手をブラブラさせて、うらめしや〜ってやる奴だよ。『時の神殿』って所でさ。あんなとこ、寄るもんじゃないね。」

「俺は出稼ぎに来たんだ。早く小金を貯めて、田舎に帰りたいよ。」

「ふぅ〜。調査隊なんて、割に合わない仕事だよな。おっかねえ魔物に追っかけられたり宝箱の罠で酷い目にあわされたり。こんなことなら、田舎でまじめに働いてりゃよかったよなぁ。まだ契約期間の途中だから、解雇もしてくれねぇんだと。逃げ出したいよ、全く。」

「あんた、知ってるか? 宝箱の罠のよけ方だよ。罠を作動させちまっても、うまくよければ大丈夫なんだ。ブラストなんかに引っかかるとえらい事になるからな。罠の種類によって、よけ方は違うらしい。宝箱の周囲に広がるものだったら宝箱からとっさにさがるんだ。他には伏せてみたり、左右のどちらかによけてみたり。いろいろ試してみるといいぞ。」



飲んだくれ

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 「街区」の酒場にいる酔っぱらい。
 ギャンブルは確率が支配する世界だということを理解できていないようで、その憂さを酒で晴らしている、最悪の循環の真っ只中にいる人たち。ギャンブルは、長くやればやるほどトータルでは負けます。そういう風に、確率が調節されているんですから。

「らんだよう、ひっく‥‥そうだ、あんたよぅ、聞〜てくれよぅ。勝てねえんだよぅ、カードでよぅ。エフィーナの奴‥‥きれいな顔して‥‥ひっく‥‥意地悪でよぅ‥‥。あ〜ん、ちくしょう。酒れも飲まなきゃやってらんねっ。んぐんぐ‥‥。」

「らんだよう、ひっく‥‥あんたよぅ、聞〜てくれよぅ。入らねえんだよぅ、ルーレットがよぅ。シャルルの野郎‥‥すました顔して‥‥うっぷ‥‥いかさましてるんじゃねぇのか‥‥う〜ぃ、ちくしょう。酒持ってこい、酒。ちっとも酔いがまわらないぞぉ‥‥」



案内嬢

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 「街区」の賭博所『Eighth Wonder』のメダル交換所を担当するバニーガール。

「『Eighth Wonder』へようこそ! こちらはメダル交換所です。当店では全ての遊戯を、メダルで行っております。」

「各種娯楽を揃えています、ごゆるりとお楽しみくださ〜い。」

「メダル10枚を、1000Tで販売いたします。」



ユンユン

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 「街区」の賭博所『Eighth Wonder』のハンマースライムを担当するバニーガール。



エフィーナ

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 「街区」の賭博所『Eighth Wonder』のブレードを担当するディーラー。

「『ブレード』のテーブルへようこそ。わたしがあなたのお相手をするエフィーナよ。よろしくね。あなたが勝ったら、賭けたメダルの2倍を支払うわ。」



シャルル

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 「街区」の賭博所『Eighth Wonder』のタイニールーレットを担当するディーラー。

「いらっしゃいませ。こちらはタイニールーレットです。最高16倍のRATEで、大きく儲けることもできます。初めての方は、遊び方とルールをよくご覧になってください。」

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